みなさんはここぞというとき、疲れてもうひと踏ん張りしたいというとき、栄養ドリンクやエナジードリンクといった類の飲み物を飲んだことはあるでしょうか。

おそらく多くの方は一度は飲んだことがあるのではないでしょうか。CMなどでもここぞのときに!という宣伝文句でエネルギー補給を謳っています。

決してそれが悪というわけではありませんし、一時的な起爆剤としての効力は確かです。しかし毎日のように起爆剤に頼ってしまっていてはあなたの身体に多大な負担がかかってしまっているのは間違いありません。

そこで今回は起爆剤に頼らずとも、普段から疲れにくい丈夫な身体をつくるための栄養補給として青汁を愛飲してみてはどうでしょうか…という内容についてお話していきたいと思います。

 

瞬間的な爆発力より、長期的な持続力!

仕事や運動前後に体が重い、怠い、やる気が出ないなど問題を抱えることも多い現代人。毎日が忙しくて目が回ってしまう…そんなときに栄養ドリンクに頼るというシチュエーションは決して少なくないと思います。

実際に瞬間的に覚醒させるための成分というのが多く含まれる栄養ドリンクは眠気覚ましや一時的にシャキッとしたい場合には効果を発揮してくれることが多いのですが、その効果が切れると飲む前以上に怠くなった気がするなんてことはないでしょうか。その様はガス欠という表現がしっくりくるほどです。

実際、栄養ドリンクと言っても今は種類も豊富で自分の好みや相性でいろいろと飲みわけをすることもあるのではないでしょうか。入手もとても簡単でスーパーマーケットや薬局、コンビニなどでジュースを買うような感覚で気軽に買えるため普段からお世話になっているひとが多いのも頷けますよね。

ではそんな栄養ドリンクにはどのような効果が期待できるのでしょうか。

 

栄養ドリンクに含まれる成分とその効果

まず栄養ドリンクにはいくつか種類がありますが、CMなどでよく宣伝しているもの、またコンビニなどで気軽に買えるものは分類としては『清涼飲料水』のうちの1つに分類されます。大きな枠組みでとらえた場合、スポーツドリンクなどと同じカテゴリーであるということですね。ちなみにしっかりと医薬的な効果を期待しようと思うと値段がグッと跳ね上がるうえ、第3類医薬品に分類されるため薬剤師のひとが店内にいないと購入することもできません。

そのため、漢方や生薬といった医学的な効果と言うよりは、カフェインや微量のアルコールが含まれていることによる一時的な覚醒効果があるのが大きな特徴であると言えます。これは前述もした起爆剤という表現がしっくりくるのではないのでしょうか。しかし、瞬間的に燃え上がったあとに残るのは何でしょうか。そうです、灰しか残りません。辺り一面、更地になってしまって灰しか残らない状態こそが、効果が切れた後にドッとやってくる反動の正体です。

栄養ドリンクには主にビタミン類・ニコチン酸アミド・タウリン・イノシトール・無水カフェイン・塩化カルニチン・ニンジンエキスなどを始めとする成分が含まれていることが多いのではないでしょうか。特にタウリンは肝機能を一時的にサポート、向上させる効果があり、肝機能が向上することで半強制的にエネルギーを生み出す状態を作ることができます。

この燃え尽きたあとの倦怠感により、ついついもう1本、またもう1本と依存してしまうことで化学物質を大量に身体のなかに取り込むことになるので、もちろん身体の健康を維持するという観点からすれば、これはよくないことです。また、カフェイン・アルコールには少なからず依存の要素があるため、こうした状態を生み出しやすくなってしまいます。

 

では青汁は栄養ドリンクの代わりになるのか

そこでおそらく皆さんが疑問に思うことは『じゃあ青汁は栄養ドリンクの代わりになるのか』ということだと思います。これは結論から言えば代わりにはなりません。ここは誤解しないでいただきたいところです。

あくまで瞬発力ということだけで言えば栄養ドリンクに勝るものはないと言ってもいいかもしれません。そういった意味で栄養ドリンクを飲まないようにしましょうというわけではなく、『栄養ドリンクに頼りすぎず、普段から疲れにくい基礎的な部分を作っておきましょう』という意味合いで青汁をおすすめします。

他の記事でも何度か青汁に含まれる成分とその効果について詳しく書いていますが、青汁にはビタミン類、ミネラル、アミノ酸など日頃から疲労回復効果などが謳われている栄養素が豊富に含まれています。また、青汁は言い換えれば『野菜が豊富に入っている健康飲料』ですから、人工的な化学物質やカフェイン・アルコールなどの依存性の物質や継続的に摂取することで身体に毒になるような成分は入っていないというのが栄養ドリンクとの大きな違いになります。

しかし、一部商品にはカフェインや人工甘味料などが含まれているものあるので、購入前には含まれている成分をよく確認することが必要です。国内産のものは比較的値段は張りますが、農薬を使わず無添加で野菜本来の栄養を最大限に摂取できることを特徴としている商品が多いので、自分の身体のために長く飲み続けることを前提に考えれば安い外国産より、少々お高めでも安心して飲み続けられる国内産のものを選びたいですね。

栄養ドリンクは即効性があるものの飲み続けることにより身体に毒になる。青汁は即効性こそないものの、飲み続けることで身体の健康に関して様々なメリットが期待できる。こうして並べてみると長期的に見た場合にどちらが良いか自ずと答えが出てきますね。

 

青汁以外にも疲労回復の効果があるものって?

ちなみに、青汁以外にも疲労回復を謳っている飲み物などは数多くありますよね。それらの存在を無視することはできませんので簡単に見ていきましょう。

 

黒酢

一時期、黒酢を飲料することによる効果がテレビなどのメディアで大々的に取り上げられブームを起こしましたよね。

黒酢にはビタミン、アミノ酸、有機酸(クエン酸、酢酸)などが豊富に含まれています。ビタミン類や有機酸は疲労回復効果に期待ができ、アミノ酸は血行促進や免疫力アップ、美容に効果があります。黒酢は青汁と同様に毎日継続して飲み続けることで徐々に効果を得るタイプの飲み物です。

黒酢はもちろん酢ですから、ツンとした匂いがどうしても苦手で長続きしないという人も多かったのでは?

また、飲みすぎによる下痢や、酸の力による内臓の荒れも問題となりました。

 

酵素ドリンク

これも一時期、ネットを中心に火が付き一気にブームになったものですね。

野菜や果物、海藻といった自然由来のものを発酵させ、それらから抽出される酵素をたっぷり含んだ健康飲料です。

酵素は私たちが日ごろ食べたものを消化、吸収、代謝をするうえで欠かせない成分です。酵素を補給することで免疫力や代謝量が高まり、疲れにくく痩せやすい体質になるとされています。これも青汁同様に日々継続して効果を実感するタイプのものですが、酵素を抽出するその手間から値段は少々お高め。また栄養補給に適してはいますが、ニオイや味にクセがあるのが悩ましいところです。

 

機能性飲料

これは清涼飲料水というカテゴリーになります。栄養ドリンクなどと同様にコンビニやスーパーなどでよく目にすることが多いのではないでしょうか。

コラーゲン、グルコサミン、アントシアニン、乳酸菌、ウコン、鉄、カテキンなど美容や健康に良い成分が配合されています。近年はトクホ(特定保健用食品)の商品も増えて、科学的根拠のある有効性や安全性が認められた食品も増えました。

しかしあくまで清涼飲料水という域を良くも悪くも出ることはなく、持続的に飲み続けても期待されるような効果が現れないことも多く、ガッカリすることも多いのではないでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

栄養ドリンクはあくまでも一時的な効果を目的に作られているものであり、継続し続けるような方法はメーカーも控えるように発表している場合も少なくありません。

もちろん、栄養ドリンクによって健康な身体作りをサポートすることは難しいです。むしろ化学物質の摂りすぎによる健康被害のほうを危険視する必要があります。 

一方、青汁は即効性こそ期待できないものの、持続的に飲み続けることで基礎から疲れにくい身体をつくることのサポートをする役割には期待が持てます。

以上のことから、ここぞというときには栄養ドリンクやエナジードリンクで景気づけを、そして日頃の健康を意識して青汁を飲むというふうにケースバイケースで賢く飲み分けることがとても大事だと言えますね。