この記事を読んでくれているかたのなかにタバコを吸っているかたはどのくらいいるのでしょうか。

タバコは江戸時代から庶民の嗜好品として多くの人に愛され続けてきました。

現代にも仕事の合間のリフレッシュや、食事の後の一息に吸われることが多いタバコですが、これは煙草に含まれる成分に脳に快楽を与える働きがあるためです。

『タバコは合法ドラッグ』なんて冗談を聞くこともありますが、これはあながち大きな間違いでもなく、たばこに含まれるニコチンには強い依存性があることが分かっています。

タバコを吸うことによって血中にニコチンが溶け出し、これが脳に快感を与えるもとになるわけですが、その強い依存性ゆえ血中のニコチン濃度が低下すると集中力が著しく低下したり、イライラしてニコチンを欲するようになります。

本来のタバコのありかたである『嗜好品』『ストレス解消』といった効果から、タバコを吸わなければ居ても立っても居られなくなってしまうほど中毒になってしまう方も決して少なくありません。

みなさんもご存知の通りタバコは身体の健康面の影響も大きく、いわゆるヘビースモーカーと呼ばれる人たちは自身の身体にダメージがかかっていることが分かっていながらも、ニコチン中毒による影響からタバコを吸わざるを得ないという悪循環に悩まされているかたも多くいます。

今回はそんなタバコとのうまい付き合いかたと、それを手助けする青汁について見ていきましょう。

 

タバコの吸いすぎに要注意

タバコによる身体への影響は内側、外側ともに多くあります。

簡単に例を挙げると、

  • 喘息や肺がん、慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器系の病気発症リスクが高まる
  • 口臭、歯の黄ばみ、歯肉炎、虫歯など口腔内のトラブル発生率が高まる
  • 脳血管障害や心疾患などの循環器系の病気の発生リスクが高まる
  • 肺がんをはじめ、あらゆるがんのリスクを高める
  • 血行が悪くなることによる冷え性や免疫力低下、それによって老廃物が溜まることによるシミや白髪の増加
  • 妊婦中のタバコは妊婦だけでなく胎児にも健康上の悪影響がある

などがあります。もちろん、これらはほんの一部に過ぎません。

更にタバコを吸わない人の近くで吸うことでタバコから出る煙(副流煙)の影響を与えてしまう受動喫煙も大きな問題となっています。

また、タバコの有害成分による影響は美容や健康に関わるものだけではなく、私たちの体づくりに必要な栄養素まで失ってしまっていることを知っているでしょうか。

特に失われるのはビタミンCであり、タバコ1本に含まれる毒素を体外に出すために約25mgものビタミンCが必要になります。これは成人が1日に摂取する必要があるとされているビタミンCのなんと1/4ほどにあたります。

ただでさえビタミンCは普段の生活でも尿などと一緒に流れ出てしまい不足しがちになる恐れのある栄養素なのですが、タバコの影響によってさらにビタミンC不足を悪化させてしまうというわけですね。

ビタミンCは高い抗酸化作用があるほか、コラーゲンの生成を促して美肌効果に期待が持てるだけでなく、血管や骨・筋肉といった体組織を作るうえで必要不可欠な栄養素です。さらに現代はストレス社会と言われるほど心身ともに負担がかかることが多いですが、ビタミンCには抗ストレス作用があることでも注目されています。ストレスを感じることによって分泌されるアドレナリンによって体内でエネルギーを作り出す働きが起こり、それによってストレスに対抗するわけですが、ビタミンCはこのアドレナリンの生成も助ける作用があるため、ストレスによる肌サイクルの乱れを抑制することができます。

そのため、このビタミンCが不足することで、免疫力の低下、肌や髪の質が悪くなる、イライラしやすくなるなどの悪影響があります。

同じく失われやすいものとして、ビタミンAやビタミンB12があり、ビタミンAは活性酸素を除去する抗酸化物質です。天然保湿因子(NMF)の生成を促して肌の乾燥を防いでみずみずしい美肌へ導いてくれる他、老化の原因である活性酸素はタンパク質や脂質を酸化させ動脈硬化などの生活習慣病を引き起こしますが、ビタミンAやCは活性酸素の増加を防ぎ、若々しい肉体の維持に役立つ栄養素でもあります。

このビタミンAが不足することでビタミンC同様、肌や髪の質が著しく低下することに加え、免疫力の低下なども手伝い頻繁に風邪をひきやすい虚弱体質にもなりやすいことが分かっています。

 

失われた栄養素は青汁でしっかり補給!

ではそんな失われやすい栄養素を余分に摂取しようと思うとどうなるか。

答えは簡単で、毎日大量のサプリを飲むか、ボウルいっぱいの野菜をこれでもかと食べ続けることが必要になります。

どちらも欠点が多く、まずサプリは必要なものを毎日の分買い揃えるだけで大きな出費となりますし、朝・昼・晩と定期的に飲まなければ効果が現れにくいものも数多くあります。ボウルいっぱいの野菜は想像通りかと思いますが、とてもじゃないですが食べきれるとは思いません。1食だけならまだしも3食同じように食べ続けるのは普通に考えれば無理があります。

そこで活躍するのが青汁です。青汁は豊富な野菜をギュッと閉じ込め、コップ1杯ぶんだけでもボウル数杯分の充実した栄養素を手軽に摂取できるというメリットがあります。そのうえ青汁は飲むタイミングは自由。朝の目覚めの1杯、昼食のお供、休憩時のエネルギー補給などなど自分の好きなタイミングで飲めば良く、1日1杯(多くても2杯)でOKなので気軽に続けやすいのも大きなメリットです。

効果が期待できる青汁の選び方

血行促進に対しては

タバコを吸うことで一酸化炭素を体中へ取り込むわけですが、これにより血液はドロドロになってしまいます。

赤血球に含まれるヘモグロビンは酸素を体内へ運ぶ役割がありますが、この働きを一酸化炭素が阻害してしまうことにより血行がどんどん悪化してしまうことに。

その結果、血中の悪玉コレステロールや活性酵素を増加させてしまい毒素が抜けにくい身体になってしまいます。そうすると老廃物がたまり血中にも毒素がどんどん溶け出し、さらに血行の悪化につながるという悪循環になりやすいです。

そこで血行促進の効果があるビタミン、葉酸、そしてデトックス効果のある食物繊維、葉緑素(クロロフィル)が含まれている青汁を選ぶのが良いでしょう。

ケールや大麦若葉を使用した青汁だと葉緑素も多く含まれていておすすめですが、最近の青汁はどれも豊富な栄養素を売りにしているためさほど大きな差はないかと思います。

 

朝がつらい時は

ニコチンにはカフェイン同様、覚醒効果があるため頭がスッキリするような感覚を得られます。しかしニコチンを寝る前に摂取することで脳が覚醒して寝つきが悪くなったり、睡眠の質を下げてしまう原因にもなります。そのため朝が起きられないという状態になりやすく、昼間も睡魔に悩まされることもしばしば…。

特に朝のつらい状態で困るのが脱力感・だるさではないでしょうか。

目覚ましがなっていてもなかなか布団から出られない…。身体が思うように動かない…。そんな人はカリウムの含有量に注目してみるといいかもしれません。

カリウムはビタミンC同様に水に溶けやすく、尿などと一緒に体外へ排出されやすい成分です。そのカリウムが不足することで身体の脱力感や不整脈、むくみなどが現れるようになります。

朝起きて体が重いのには寝不足のほかにも栄養不足が考えられます。まずは栄養補給が第一です。

 

がん予防を意識するのであれば

タバコを吸うことでリスクが高まることで知られているがんですが、主な原因はタバコに含まれるタールです。

タバコに含まれる毒素は私たちの身体の細胞の修復を妨げてしまいます。普段は細胞が傷ついても細胞の修復機能が正常に働くことによって傷が修復されるようになっていますが、細胞の状態や個人差によって修復ができないことがあります。その修復できなかった細胞ががん細胞として体に重くのしかかることが分かっています。

細胞が喫煙によって体内に入ってきた発がん性物質により傷つけられても、細胞の修復機能が正常に働けばすぐにガン化するわけではありません。

そのためには普段から免疫力を高めておくことが重要です。免疫力の向上には抗酸化作用のあるビタミン類、食物繊維が重要です。

ビタミン類の強い抗酸化作用によって細胞が錆びついて動きが鈍くなるのを防いでくれるほか、食物繊維が体内の毒素を絡めとりながら便と一緒に体外へ排出する働きをしてくれるので、細胞を攻撃する悪性の物質が体内に残りづらくなります。